ブログトップ

Born to Shine

mmmikan.exblog.jp

生きてました。

e0179424_103719.jpg


日本に帰ってきて早いものでもう1ヶ月以上がたち、とくにこれといったイベントとといえばお兄ちゃんの結婚式くらいで、更新すべきことはたくさんあるかもしれないけれど、とりあえず現状報告です。

アメリカオハイオ州のマスキンガム大学で、毎日カルチャーショックと人間不信で泣きながら過ごした2009年8月から約2年間がたち、あんなだったあたしも9月からは3年生になります。大学三年生です。

この二年間あたしは、デジタルメディアデザインという専攻で、マスコミュニケーションやメディアが人々に与える影響を主に、視聴者の心理研究やらグラフィックデザインやらウェブデザインやらを歴史や数学といった一般教養と一緒に学んでました。同時に、学校内にあるシアターの裏方さんとして毎日毎日バックステージで働いてました。あたしの日常と言えば、論文、課題、プロジェクト、シアター、論文プロジェクトシアターたまにテストの繰り返し。自分でいうのはアレだけど、毎日あきもせず、文句ばっかりは一人前にぐちぐち言ってたけどそのわりには、よく勉強し、働いてました。

そんなあたし、今年の初めからは自分の専攻よりもシアターの世界に傾倒して、色々な仕事を教わり経験するなかで、舞台照明と出会ったのです。舞台という空間をキャンパスに光という絵の具を配置していく、その感覚に完全に虜となって、舞台照明をもっともっと突き詰めるために、ライティングデザインという専攻のある学校への編入を決めたのが後期の始め。そこからは編入準備準備の日々。どこの大学がどうであるかリサーチしながら作品集を作ったりエッセイ書いたりSAT受けたり成績証明書だしたり推薦書頼んだりエトセトラエトセトラ。電話なんて大の苦手だったのにメールじゃらちが明かないから大学やらTOEFLやらに電話を掛けまくる毎日。週末使ってノースカロライナまで飛行機で面接しにいったりね。アメリカ留学を決めた時みたいに、誰かが手取り足とり道順を示してくれるわけじゃない。必死になりすぎた結果肺炎になって救急病院に緊急入院したりとなかなか大変でしたが、9月からはロンドンの舞台芸術の学校で、舞台照明をライティングデザインを学ぶ予定です。今度はビザの手続きがなかなか面倒臭い。


また今年はいろんなところを旅行してきました。秋休みに父と行ったニューヨークを皮切に、シカゴ、ニューオーリンズ、メンフィス、カリフォルニアをキャンピングカーで海岸線を縦断したり、フロリダのkey westという諸島群をアメリカ大陸最南端ポイントまで下ったり、ピッツバーグやワシントンDCに週末旅行に行ったり。そして、学期末テストが終わってからは全部の旅行を共にしたとーっても仲良しなドイツ人の友達を訪ねて、パリ、ロンドン、ミュンヘンを経由して、パッサウというオーストリアとの国境の街へ。一ヶ月の滞在の中で、シュトゥットゥガルト、ウィーン、スロバキアの首都ブラチスラバ、プラハにも足を延ばしました。
日本に帰ってきてからは東京の美術館たちやショールームをハシゴしたり、浅草行ったり奈良行ったり京都行ったり。



世界を、みてきました。

知らなかったことを、知らなかったものを、感じてきました。


同時に、今まで知っていたはずなのに、無視しつづけていたものも、見えてきました。



2年前のあたしはまだ何も知らない癖に自分の居る場所を否定して、アメリカという未知の世界に実態のつかめない夢と希望を抱いて、ただがむしゃらに日本を飛び出て。潰れたり潰されたり助けられたり助けを求めたり、そうやって周りに大切な人がたくさん増えて、生まれ育った国とは離れた場所で、今度はようやく、自分のことを知り始めることができたんだとおもう。
何が楽しくて、何が幸せで、どこにいたくて、誰といたくて、何になりたいか、
毎日のように自問自答、その結果、きっとライティングデザイナーになりたいんだろうな、って。舞妓さんになりたかったりパティシエになりたかったり映画作りたかったり衣装やりたかったりしたけれど、きっと光を扱うその仕事に、魅せられたんだと思うのです。


だからイギリスに編入なんて、またぶっとんでいるのかなと思いつつ、応援してくれる両親には感謝してもしたりない。



そしたら最近は、自分の日本人としてのアイデンティティーをどう表現していくか、日本人である、アジア人である、それを白人社会で、弱点から強みにどうやってかえられるか。数いる照明デザイナーを目指す学生の中で、どうやって自分を"特別"な存在にするか。そんなことばっかりを自問自答した揚句、

じゃあ京都で伝統工芸職人のもとで2年働いて他の人にはない技術と知識を身につけてからもう一度国際舞台に戻ろう!!!なんて安直なアイデアを母にぶつけたら彼女には珍しく一刀両断、反対されたり。

まあーね('ー')

いやでもね、なにも考えてないわけじゃないんだけどね。
周りが思ってるほどバカでも単純でもないし、能天気でお気楽でもないし、
自分なりに本も読んでいろいろ調べて、ようやく絞り出したある一個の考えだったのだけど、

世の中そんな甘くない。


って、まあね、そういわれるのがオチだってもの分かるんだ。

でもね、月並みな意見だけど、外に出て初めて日本文化の美しさに気づいて、そう気づいてから帰ってきて実際に触れる機会があると、本当に胸に騒ぐものがある。
だから照明デザイナーになったら、いつかは日本に帰ってきて、歌舞伎とか能とか、"人々"が"生きてきた""生かされてきた"、伝統的な演劇と、なんらかの形で繋がりたいなって思ったりしはじめたんだ。同時に竹や和紙から作られた日本的な優しさのある灯り、いびつなガラスから通り抜けるあたたかい灯り、そんなものにも興味が湧いてきたのも本当のこと。

じゃあ、今イギリスいって向こうで仕事見つけ出したら、そういうことを本格的に学べる日はくるのかしら。仕事安定してからやればいいのかもだけど、それこそ一朝一夕で身につけるものじゃないでしょう。じゃあ今しかないんじゃない?

なーんでね。駄ダこねてるだけか。
もしくはイギリス行きに怖気づいたかしらね。




でも夢がある分思いが膨らみすぎて、それに対する思いが強くなりすぎて、

周りには輝いてていいね、っていわれる。やりたいことがあってうらやましいって言われる。
し、自分でもそう思う。

けど、
どうしたらいいか分からなくなる時がある。誰から与えられてるわけでもない自分で作り出してるだけのどうしようもないプレッシャーに、どうしようもなく怖くなる。いっそ全部放り出してOLにでもなってみようかと、東京駅を行き来する同年代の制服姿を見て思う。


あーもう桜井さんかジョニーデップあたしと結婚してくれないかな。そうしたらあたしはクーラーのきいたリビングで大型犬の頭をなでながらまったり平和に暮らせるのに。

なんて妄想を広げてみても、結局あたしはそんな生活はつまんないって投げ出だすんだろうなとやけにクールダウンして現実世界に戻ってくるんだけどね。


楽しい、んだとおもう。
幸せなんだ、とおもう。

そう思っても、確かなものとして触れられないのは
あたしの努力か、はたまた想いかが、不足してるからなのかな。

死ぬ気でやれよ、死なないから

なんてよくできた言葉だなあとしんみり。


とりあえず勉強して、本を読んで、集中力を取り戻すところから始めようかね。
まあとりあえず、寝ようかね。明日も京都の街から色々吸収しなければ。





キーワードは、"identity"


辞書で引くと、

1. 〔人やものの〕正体、身元 ◆その人が誰で、そのものが何であるかということを表す性質や条件。
2.〔ある人やものが持つ他と異なる〕独自性、固有性、アイデンティティー
3.《心理学》自我同一性
4. 同一性 ◆どのような状況にあっても、ほかのものと同一であるという事実や、同一であるための条件

っていう、なんとも漠然としすぎてる、アレです。
[PR]
by crystalmikanchan | 2011-07-26 01:13 | 時々深く考えたりする
<< 手作りぶれすれっと let's go ba... >>